MTBトレイル体験を村の子供へ

MTBトレイル体験を村の子供へ

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小菅村、中組地区で昨年末から整備してきたMTBトレイルを、ついに村の子供達に体験してもらうことが出来た。

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2023年8月27日。木製バンクを慎重に走り抜ける子供達がいた。

小菅村、中組地区で昨年末から整備してきたMTBトレイルを、ついに村の子供達に体験してもらうことが出来た。子供達は、8月前半から池之尻地区にあるパンプトラックで練習を行い、この日に臨んだ。
当日は現地でライド講習も実施し、いよいよ3つの木製バンクへ挑戦。
小学2年生から小学5年生では、学年の差はあったが、全員が果敢に木製バンクヘチャレンジしていた。
林内に光が注ぐ中、林間を吹き抜ける風を感じながら、子供達の歓声を聞くのは、本当に嬉しいことだった。
地域おこし協力隊、フォレストアドベンチャースタッフ、小菅村役場職員、バンク製作に関わってくれた仲間達(小菅つくる座、NPOこすげ、100DIVE、友人等)、山主さん等、みなさんに感謝。

この森で間伐を開始したのは昨年の10月。伐倒した木材の枝を払い、4mに造材し、ポータブルウインチや人力で搬出し、薪工場に設置されている小規模製材機(ウッドマイザー)で2mの板材を製作。その後、板材を再度、森に搬入し、木製バンクを設営していった。
板にならない細い材は、小菅の湯の薪ボイラーで利用する薪として利用し、工場にある太い材と交換してもらった。太い材は薪へ加工する手間がかかるため、これはお互いにとっても有効な手段だった。

小菅の湯薪ボイラー導入に関わってから5年が経つ。まず、エネルギーとして未利用材を利用することから開始しつつ、マテリアル利用の方策を常に思案していた。偶然にも、薪工場に休眠中の小規模製材機があったことに気づいてから、メンテナンスを行い再稼働することで、製材の内製化が実現し、実験的なことにも取り組みやすくなった。そこから、木製バンクとして材を利用する活路が切り開かれることになった。

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