OPEN FOREST Kosuge 小規模製材講習 10月1日(土)
小規模製材にトライ!小菅村の木材を100%使い尽くすために。
小菅の湯薪ボイラーの薪製造拠点(木の駅)となっている「北都留森林組合小菅事業所」。
実は、ここにウッドマイザーLT15があります。ウッドマイザーは簡易製材機で、原木をエンジン動力により自在に加工することができる機材。長期間、稼働をお休みしていましたが、エンジン、バッテリー、バンドソー等のメンテナンスを経て、復活します。
エネルギーだけでなく、マテリアルとしても地域材を使い尽くすために、簡易製材機の存在は強力。良い材は製材し、端材は薪として利用することで、100%木材を使うことができる。薪を燃料利用できる体制があれば、実現できるシステム。
今後の課題は、製材した材の活用方法。村内で建設されるタイニーハウスやウッドテラスの部材として利用していきたい。また、先日開催したフォレストワーク講習で搬出した間伐材の製材にもチャレンジしたい。OPEN FORESTにより、森林整備やトレイル整備を進めながら、そこで発生する材もエネルギーとマテリアルで利用する環境を作ることが目標です。
そのために、自分達で製材を行う技術を学ぶ機会を設けました。
講師に株式会社藤本工務店代表の藤本嶺さんをお招きし、なぜ、製材が大切なのか、その理由についてお話を聞いた後、実際に、製材技術を参加者の皆さんと一緒に学びます。
体験終了後は、建築家寺本健一さんにも加わって頂き、ENTENKA焚き火セッションにて、体験後の感想の共有や製材技術に関する質疑、小菅村における製材部材活用の可能性についてお話します。
ぜひ、ご参加ください。
OPEN FOREST Kosuge ~人工林を遊びの聖地に~
小規模製材講習 Day1
日時:10月1日(土)10時〜17時
開催場所:北都留森林組合小菅事業所
※9時45分に集合
募集人数:15名
参加費:3,000円/名(小菅村民は無料)
講師
大工棟梁:株式会社藤本工務店 代表 藤本嶺氏
建築家:Office of Teramoto 代表 寺本健一氏
実施内容
座学:木材を100%使い尽くす技術とは。
実技:木取りの仕方と製材のコツ。ウッドマイザー操作実演。
体験:ウッドマイザー製材体験。
質疑:ENTENKA焚き火セッション(コーディネート:寺本氏)
【参加受付】
以下のグーグルフォームから申込をお願いします。
https://onl.bz/PSRqGd8
申込期限:9月27日(火)19時
主催:株式会社リトル・トリー 協力:小菅村・株式会社源
担当:小菅村林政アドバイザー 大野航輔
▷講師
藤本嶺(大工棟梁/藤本工務店代表)
1990年、横須賀市出身。2009年から大工の修行を開始。
国家プロジェクト大工育成塾に入塾し、8年の修行を経て独立。
2017年、(株)藤本工務店設立。2021年(一社)HFC設立。
2022年、(株)森のサラダ設立。
大工志塾指導棟梁。
建築業、林業、製材業、無垢建材の製造・販売、薪ストーブ、薪ボイラ販売・設置工事、和食レストレラン葉山無垢運営、簡易製材機Wood Mizer販売代理店等、業種・業界を越境した活動を精力的に展開し、森林資源を余す事なく使い尽くし、同時に森林整備も行う。
伝統技術と自然素材を活かし、人と地球に優しい家づくりを行い、世界に誇れる日本の大工技術・伝統建築、それらと密接な関係にある歴史・文化を世界中に伝えている。願いは、「人と地球に優しい家づくり」を一人でも多くの方に理解してもらうこと。
▷コーディネーター
寺本健一(建築家/Office of Teramoto代表)
2000年東京理科大学大学院修了。ロッテルダムの建築設計事務所「Neutelings Riedijk Architects」
に勤務後、東京の「シーラカンスアンドアソシエイツ東京」に所属。国内外の様々なプロジェクトを担当。2012年にドバイに拠点を移し「ibda design(後にwaiwaiと改組)」を共同経営。アートセンターやモスクなどのデザインで受賞歴多数。2021年に「waiwai」を離れ、千葉県の勝浦市に「Office of Teramoto」を 設立。同年ヴェネチアビエンナーレ国際建築展UAE館のキュレーターとして金獅子賞を受賞。「消費と生産の関係をグローバルとローカルの両面で考えさせ、手仕事と先端技術を組み合わせた新たな建築の可能性を開いた」と評価された。国境のみならず、文化、人類、人種、世代、技術、職種などあらゆる物事がさらにボーダレスに繋がれるようになると感じる。建築のデザインにおいても、都市と地方、個人と世界、そして自然と人工の関係も、より分け隔てなく扱えるようになるでしょう。既存の枠組みを超えた横断的な実践を楽しむようにして、建築には何が可能か考え続けていきたい。
▷オーガナイズ
大野航輔(小菅村地域林政アドバイザー/株式会社リトルトリー代表)
1978年、横浜市出身。早稲田大学教育学部英語英文科、立教大学大学院比較文明学科修士課程修了。学部時代は探検部に所属。
2004年、木質バイオマスエネルギーコンサルティング企業、株式会社森のエネルギー研究所へ入社。
2013年、道志の湯薪ボイラー導入、木の駅どうしの設立に伴い、道志村地域おこし協力隊へ転職。2016年に株式会社リトル・トリーを設立。
バイオマスエネルギーコンサルティング(小菅の湯薪ボイラー導入:2021年等)、森林経営計画の策定・実施、Doshi Deer TrailによるMTBトレイル整備と小規模林業を一体化した森林空間利用の促進、どうしの薪Loki製造・販売、道志村移住支援センターDo-Shift!の運営(2021年度まで)、都留市平栗の古民家一棟貸「羽休めの里」運営等を行う。
2021年から小菅村地域林政アドバイザー、地域新電力つるエネルギー取締役に就任。
現在、「日本の人工林を楽しい場所に」をコンセプトに道志村、小菅村にて人工林の整備とアウトドアアクティビティ等の遊びを融合したOPEN FORESTを展開している。