Mission

社名にある「リトル・トリー」は、高校生の時に出会い、現在まで影響を与え続けている本のタイトルです。アメリカインディアンであるチェロキー族の作者が祖父母と暮らした幼少期を描いた自伝的小説で、人間は自然に育まれ、自然に生かされている存在であることが、リトル・トリーの視点から瑞々しく描かれています。

この本を読んでアメリカインディアンに興味を持った自分は、大学、大学院とインディアンに関する研究を行ってきました。興味の本質は「人間と自然の持続可能な関係とは何か」ということです。

大学院を卒業後、(株)森のエネルギー研究所にて、自然から得た恵みをエネルギーとして活かす、木質バイオマスエネルギーという手段を介して、人と山、人とエネルギーの関係に8年間向き合ってきました。その後、道志村地域おこし協力隊として、より自然に近い場所に身を置き、活動を行った3年間。

活動終了後に起業したのが、リトル・トリーです。リトル・トリーの業務では、バイオマスエネルギーを成立させる前提となる森林へのアプローチを追加し、森林経営計画を作成し小規模林業に取り組む中で、木材のみならず、整備した森林空間の付加価値化を、観光、教育、アートの視点から掘り下げています。

リトル・トリーで追求していきたいことは、「人と自然の繋がり」を再構築することであり、疎遠になりつつある繋がりを、伝統的な手法に学び、現代的な手法を重ねつつ、「楽しく」繋ぎ直すことによって、森林を持続可能な形で次世代に引き継ぐ場所とすることです。「楽しさ」があれば、学びや関心は必然的に付随してくると信じています。それは、異なる現場、異なる業種の、人と人を結び、魅力的な仕事を創造することでもあります。

以上の想いを込めて、理念を「Re-tie with human and forest」(人と山を結び直す)としています。

(株)リトル・トリー 代表取締役 大野 航輔