
移住者たちが手放してきたものpart1
先週、Sくんに招かれた夫はそこでSくんの19歳からの友人を紹介されたという。Sくんの友人は毎年我が家に美味しいパイナップルをもたらしてくれる西表島のパイナップル生産者であり、2代目。東京からUターンで戻った彼の渦中を帰った夫から聞いた。 道志村の移住者が都会から村に来る時に手放してきたものについて、また村の2代目が困難である事について考えてみた。
Sくん友人の家業継承の困難な話を聞いた。
親子関係、家族関係、諸々大変な状況だそうだ。
でも、30代前半なんだと言う。
そうか。。。
人生には、何もなくなって、全て失う時が一度はある。
私も2〜3回失ってきて、ジタバタしてました。。。それが、青春?!
でも、そう言う人こそが他人の痛みがわかる人間になれるし、一度全てを失ってまたゼロから新しいものを生み出すパワーがやってくるように思う。
若いときにそう言う経験をしている人は、どこかいびつで(型にはまっていなくて)独特な自分というものを持っていて魅力的だ。
まさに珍味・・・!(綾子さんの言葉を拝借)
道志村に来る移住者の多くも都心での今までの生活ややり方を手放したり、人間関係を一旦リセットしたりしてやってきた人も多いのではないか?Rawcalsの記事が独特でいびつな人たちが書いている事からもよくわかる。(自分ももちろん含め笑)移住する人って、ちょっと変わってますよね〜と言われるのはそれゆえ。
何を手放した?
まず、今までの仕事を手放す事は大きい事だろう。
大人になれば皆仕事が中心になってきて、そこでの繋がりで生活が成立している事が大きい。
それをパッと手放せるか?
なかなか、できる事じゃない。
あとは、人間関係。
これまで自分をよくわかってくれる友人、知人、家族との決別(そんな大袈裟じゃないけど〜)
村に来て、自分の性格を理解されずに、気軽に色々話せる友人がいない事は結構きつい。孤独と仲良くしていかなくちゃいけない環境に身を置く事になる。
自然農園、粟野くん曰く
「儲けを1番にせず、他者への貢献を1番にすること。
それが普遍的な人類の進むべき真理です。」
と言っている。
夫、航輔さんも自分の事よりまず、村の方々の事を優先にやってきた。

手放して、さらに村に来てもなかなか与えられない状況を受け入れる人だけが、ここに残る。(アドベンチャーや〜)
はは、書いてしまったよ、書いてしまったよ〜
いや、それが村の悪意とかではないんですけど、客観的に見たらそう見える。
移住の際に問題になるのは、住む家の問題と仕事の問題。
住む家は、なかなか空き家がないのでまず都会からきたらこの理不尽な状況に言葉を失うだろう。。。
「移住者斡旋をしておきながら、なぜ住めるような家がないんだ!」かつての私もそうだった。。
せっかく田舎に来たのに、村営住宅に住むことになるなんて全く理解不可能で、常に航輔にせっついていたものだ。
そう、移住者は村の中で優先順位は最後。という事実。
ちょっと、待った〜
でも、それ移住者に限んないわ・・・
次回に続く